淡路島(洲本市・南あわじ市・淡路市)の吉澤鍼灸治療院です。
声がでるチックの子供さんの治療例です。鍼灸と一緒に易を使って治療してみました。
チック(チック症)は、急に起こる繰り返しの運動や声のことで、無意識に起こることが特徴です。
チックは短時間の間に何度も繰り返されることがあり、本人はそれを制御しようと試みることがありますが、完全に抑えるのは難しいことが多いです。
チックには、運動チック(体を動かすチック)と音声チック(声を出すチック)の2つがあります。
目次
チックの原因
チックの原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 遺伝的要因: チックは家族内で発生することが多く、遺伝的な要素が関与していると考えられています。
- 脳の神経伝達物質の異常: ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質が正常に機能していないことが原因とされています。
- 環境要因: ストレスや疲労、興奮状態などがチックを引き起こす要因になることがあります。また、家庭環境や学校生活でのプレッシャーも影響することがあります。
チックの症状
チックの症状は、主に以下の2つに分類されます。
- 運動チック
- 目の瞬き
- 顔のしかめ
- 肩をすくめる
- 頭を振る
- 手足を動かす
- 音声チック
- 咳払い
- 喉を鳴らす
- 喉をクリアにする音を立てる
- 短い言葉やフレーズを繰り返す
- 無意味な声を出す
チック症の種類
- 一過性チック障害: 一時的に発生し、1年以上持続しないもの。
- 慢性チック障害: 1年以上持続するもの。
- トゥレット症候群: 運動チックと音声チックの両方が1年以上続くもの。
東洋医学的な診断では
4歳の男の子 南あわじ市在住
体表観察をすると肝虚気滞の症状がでていました。
胸・背中は硬く詰まって、胸脇苦満(下図)があり、喉も硬くなっています。
気の停滞があって体中が緊張で硬くなりチック症状がでていたのでした。
小児はりで肝虚の治療をして気の流れを良くして緊張を緩めました。
なぜこのような症状がでるかを易でみてみました。
天火同人、火天大有、天山遯がでました。
上記の卦の意味は、人、火のようなパワフル、退避する、などの意味です。
誰かパワフルな人から逃げていないですか?とお母さんに聞くと「妹さんが気がつよくて喧嘩したら負ける」とのこと。
妹さんがストレスになってチックになっていたのでした。
お母さんがおもちゃの取り合いしたら妹さんも怒るようにしたらチックの回数も10→1まで軽減しました。
現在はストレスたまらないように定期的な治療をしています。