洲本市の吉澤鍼灸治療院です。
今回はぎっくり腰(腰痛)の治療法について書いてみました。
当院でもぎっくり腰(腰痛)の方は多数来院されています。
鍼灸治療をすることで痛みを軽減させて、仕事復帰が早まります。
ぎっくり腰(腰痛)の原因
ぎっくり腰(腰痛)は、腰の筋肉や靭帯に急激な負担がかかり、痛みが発生する現象です。主な原因は以下の通りです。
- 筋肉の過剰な負担:重い荷物を持ち上げる際に無理な姿勢を取ることで筋肉に急激な負担がかかることが原因です。
- 筋肉の硬直:長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が硬直し、ぎっくり腰になることがあります。
- 運動不足:筋肉が衰えると、腰にかかる負担が増え、ぎっくり腰になりやすくなります。
ぎっくり腰(腰痛)の症状
ぎっくり腰(腰痛)の主な症状は以下の通りです。
- 急激な腰痛
- 腰の動きが制限される
- 痛みが増す際に呼吸困難を感じることがある
鍼灸治療は、伝統的な東洋医学の手法であり、ぎっくり腰の症状を改善するために役立ちます。
以下に、鍼灸治療の詳細について説明します。
鍼治療
鍼治療では、細い針を腰周辺の特定のツボに刺すことで、痛みを緩和し、筋肉の緊張を解消します。
一般的に使用されるツボは以下の通りです。
- 委中(いちゅう):腰椎の中央部分に位置し、腰痛の緩和に効果があるとされるツボです。
- 腰陽関(こしようかん):腰の両側に位置するツボで、腰痛のほかにも、脚の痺れや冷え性に効果があるとされます。
鍼治療は、血行の促進や炎症の抑制にも効果があるため、痛みの原因となる筋肉の緊張を和らげることができます。
灸治療
灸治療は、ツボにお灸をすることで温熱刺激を与え、筋肉の緊張をほぐし、血行を改善します。
ぎっくり腰(腰痛)に効果的な灸治療のツボは以下の通りです。
- 腰眼(ようがん):腰の両側に位置するツボで、筋肉の緊張をほぐし、腰痛を緩和する効果があるとされます。
- 命門(めいもん):腰椎の中央部分、へその少し下に位置するツボで、腰痛や疲労感の改善に役立ちます。
灸治療は、痛みや炎症の緩和だけでなく、全身のエネルギーを高める効果も期待できます。
実際の鍼灸治療
淡路市在住、40代、男性
痛すぎて仕事に行けない状態。
有給を使って休んでいます。
ぎっくり腰と病院で診断されて痛みがとれるまで2カ月と診断されています。
座っているのも苦痛なぐらいの腰痛です。
脈診をすると肝虚肺虚証で督脈の流れが悪すぎます。
手足のツボに鍼をすることで督脈の流れを改善して腰痛の原因となる腰あたりの緊張・硬結を緩めました。
その他に腰に数カ所、ほとんど刺さない優しい鍼をすることで腰の緊張を緩めました。
腰痛治療の最後に日常生活で注意することをアドバイスしました。
3回の治療で仕事に復帰できました。
*在住地、年齢、性別はプライバシーのため変更している場合があります。