卵の質をあげるには
卵の質は薬を使っても改善できない
体外受精や自然妊娠でもなかなか妊娠が成立しない場合、卵の質を良くしていく必要があります。
何年も不妊治療をして薬を使ったり、元々薬に敏感で負担がかかるような体質のかたは採卵をしても卵の質が悪い、胚盤胞まで致らないことがあります。
年齢のことを気にするあまり、大量の薬を使って採卵を繰り返して体が疲弊していきます。
たとえ卵の数が多くとれても質が良いということではありません。
「質はそのまま」で数が増えてとれているのです。
質を良くするには規則正しい生活をして、体の疲労をとるようにして体質改善をしていくことが大切です。
そのためには鍼灸治療をすることで自然治癒力がアップして体全体を底上げして、妊娠できる体力をつけていきます。
効果が見込めることを以下にお示しいたします(効果に関しては個人差があります)。
○適度な運動(卵胞発育時期の体を温める程度の運動)
○適度な入浴(適温で血行を良くする程度)
○ストレスを溜めない生活(精神的な安定、リラックスは非常に大切です)
○食事
○睡眠(23時までに寝て、朝日を浴びる)
○仕事(本人は気づいていないことが多いですが、かなり関係しています)
○鍼灸
○漢方薬(吉澤漢方薬店で販売はしております)。
卵子の老化の原因。
東洋医学では老化は「腎」からおこります。
先天的に親から受け継いだ生命力をためるところで、卵の質に深く関係します。
腎のエネルギーを使いながら生きています。
それを使い過ぎると「老化」していくのです。
人それぞれの生き方によって老化のスピードは大きく違ってきます。
適度な運動、適度なストレス、睡眠状態、食事などで腎の状態は変わってきます。
仕事がハードで頭を使いすぎている方はそちらにエネルギーがとられて卵にエネルギーが回ってきていません。
東洋医学的には
気血の流れを良くして卵巣に栄養を与えていきます。
仕事に疲れて体力がないと気血が不足しています。
ストレスがかかりすぎると気血の流れがガタガタになり流れが悪くなります。
瘀血があると流れを塞いで気血の流れが止まります。
東洋医学の四診を用いて、その人の全体観をみて根本的に解決していきます。