淡路島・洲本市の吉澤鍼灸治療院です。
ここ最近、首痛みが急に増えています。
それについて書いてみます。
目次
首の痛みの原因
首の痛みの背後には、さまざまな要因が潜んでいます。
- 姿勢の悪化: 現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの頻繁な使用が普及しています。これらは前かがみの姿勢をとりやすく、首や肩の筋肉に長時間の負担を与えることになります。
- 外傷: 車の事故やスポーツ中の接触などでの首の捻挫や打撲も、首の痛みの原因となることがあります。
- 筋肉の疲労: 長時間の筋肉の使用や緊張は、筋肉内の乳酸の蓄積を引き起こし、これが痛みの原因となることがあります。
- 関節の老化: 関節や椎間板の老化、骨棘の形成など、加齢に伴う自然な変化は、次第に首の動きを困難にし、痛みを引き起こすことがあります。
首の痛みの症状
首の痛みは単なる痛みだけでなく、他の症状も伴うことが多いです。
- 持続的な痛み: 休息してもなかなか改善しない持続的な痛み。
- 動作時の痛み: 首を動かす際、特に左右や前後に回す動作での痛みや制限。
- 放散痛: 痛みが肩や腕に放散することがあります。場合によっては、指先までのしびれや痛みが伴うことがあります。
- 頭痛: 首の筋肉の緊張や関節の問題が、頭部に影響を及ぼし、偏頭痛や緊張型頭痛として現れることがあります。
鍼灸による首痛み・寝違えに対するアプローチ
鍼灸は中国の古代から伝わる伝統医学であり、その独特の治療法は首の痛みの緩和に効果的です。
- 疼痛の緩和: 鍼は痛みの箇所やその周囲のツボに正確に刺入されることで、体内のエンドルフィンの放出を促し、痛みの緩和効果をもたらします。
- 筋肉と血流の調整: 灸は温熱効果により、筋肉の緊張を和らげるとともに、血流を促進します。
これにより、筋肉や組織の酸欠状態が改善され、痛みや緊張が緩和されることが期待されます。 - エネルギーバランスの調整: 伝統的な東洋医学の考え方では、体内の「気」の流れが滞ると病気や痛みが生じるとされています。
鍼灸はこの「気」の流れを整え、体のバランスを回復させることで、首の痛みの緩和を図ります。
下図が首を通る経絡(けいらく)です。
経絡に気が通ると「筋肉の緊張」「炎症」「ヘルニアなどの神経障害」などから起こる首の痛みが軽減します。
首の経絡は手や足にツボがあるので、手足に鍼をすることで首が楽になることがよくあります。
もちろん首、肩にも鍼をしますが、手足のツボへの鍼がよく効きます。
まとめ
首の痛みは日常生活の質を大きく低下させる可能性があります。
鍼灸治療をすることで根本的に治していきましょう!!