淡路島(洲本市・南あわじ市・淡路市)の吉澤鍼灸治療院です。
寝ることができない腰痛の治療について書いてみます。
目次
腰痛が原因で寝れない場合にの代表的な原因
- 椎間板ヘルニア: 椎間板が突出して神経を圧迫することで、腰痛や下肢の痛みが生じることがあります。特に仰向けや特定の姿勢で痛みが増すことがあります。
- 脊柱管狭窄症: 脊柱管が狭くなり神経を圧迫することで、腰痛や下肢の痛みが発生します。夜間や横になった際に症状が悪化することがあります。
- 筋肉の緊張: ストレスや不適切な姿勢、長時間の同じ姿勢による筋肉の緊張が原因で、夜間に腰痛が悪化することがあります。
- 関節の問題: 変形性関節症や仙腸関節の問題が原因で腰痛が生じ、寝返りを打つたびに痛みが生じることがあります。
- 姿勢の問題: 不適切な寝具や寝る姿勢が原因で腰痛が悪化することがあります。特に柔らかすぎるベッドやサポートが不十分な枕が原因になることがあります。
- 梨状筋症候群: 梨状筋が座骨神経を圧迫することで、腰痛や臀部の痛みが生じることがあります。特に仰向けで寝ると症状が悪化することがあります。
- 内臓の問題: 腎臓や膵臓の問題が原因で腰痛が生じることがあります。内臓の痛みは夜間に悪化することが多いです。
問診
洲本市在住 75歳 男性(プライバシーのため変更していることがあります)
1か月ほど前に左の脇腹に痛みが走り、そこから腰痛になってきた。
1か月間、痛みで寝ることができずソファーで座って寝ている。
腰が左~右へ痛みが移動してきた。
現在は全体に痛みを感じる。
骨盤が大きくずれて左右差がある。
治療
(脈診)
浮脈で弦
脈診やツボの反応などを合わせて肝虚証で治療。
ツボは炎症を抑える行間(こうかん)に鍼をした。
腰の痛いところ付近に刺さない程度(深さ0.01ミリほど)の鍼をする。
それだけで骨盤のずれが治り、腰痛が軽減。
3回目の治療後に1か月ぶりにベッドで寝ることができるようになった。