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胸の痛み、脇腹の痛みを鍼灸治療ではどうするのか?!
50代女性、事務員 洲本市在住
左胸、左脇腹が強烈に痛む方が来られました。
脈診をすると脈が沈んで細くなっており、心虚証という疲労が激しい時にでる症状でした。
神門という経穴(ツボ)に丁寧に鍼をして補いました。
神門は「手の少陰心経」にあり、こころ(心)、心臓と関係が深いツボです。
鍼は皮膚に接触しただけですが、気血を補うことができるのが鍼灸です。
鍼をして作った気血を痛みがある脇腹を通っている「足の少陽胆経」という経絡に誘導しました。
2回目の治療時には痛みが10→2になっていました。
心虚証も改善されて少し体力が戻っていました。
鍼灸は痛い場所のみを治療するのではなく、体全体の生命力をあげることで症状を改善していきます。
今回の症状はこころ(心)、心臓をパワーアップすることで左胸、脇腹の痛みが軽減したのです。
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