胸の痛み(胸痛)の原因と症状、鍼灸治療法【淡路島・洲本市の吉澤鍼灸院】



淡路島・洲本市の吉澤鍼灸治療院です。
淡路島も高齢化してきております。
私の治療院がある洲本も高齢化が深刻です。
今回は高齢者で胸が痛くて、病院で検査したが異常ないのに胸の痛みが強くて、食欲まで落ちた方の症例です。
胸痛の原因、症状と鍼灸治療を書いています。

目次

胸の痛みの原因と症状

胸の痛みは、心臓の問題、消化器系の問題、呼吸器系の問題、筋肉や骨格の問題など、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。以下は、一般的な症状です。

  • 突然の鋭い痛み
  • 圧迫感や重苦しさ
  • 段階的な痛みの増加
  • 呼吸困難や息切れ
  • 吐き気や嘔吐
  • 肩や腕に痛みやしびれ

鍼灸での治療法

鍼灸は、身体の調和を取り戻し、痛み、苦痛を和らげる効果があります。
胸の痛みに対する鍼灸治療のアプローチは、痛みの原因によって異なりますが、以下は一般的な治療法です。

  • 心臓の問題による胸の痛みに対しては、心臓を支配する神経を調整する鍼灸治療が有効です。
  • 消化器系の問題による胸の痛みに対しては、胃腸の働きを調整する鍼灸治療が有効です。
  • 呼吸器系の問題による胸の痛みに対しては、呼吸器系を調整する鍼灸治療が有効です。
  • 筋肉や骨格の問題による胸の痛みに対しては、筋肉や骨格のバランスを整える鍼灸治療が有効です。

鍼灸治療は、個人に合わせた治療計画を立て、症状や原因に応じて鍼やお灸などの施術を行います。
ただし、胸の痛みが強い場合は、まずは医師の診断を受けることが大切です。

実際の鍼灸治療

洲本市在住 80歳 女性

心不全の既往歴があります。
胸の痛み、食欲低下があり病院で検査をするも異常なし。

来院してまず気になったのはクシャミをしたら痛みがでます。
胸の中央、中央から少しずれて右を軽く押さえると痛みが出ます。

車イス生活をしていて、車イスが大きすぎて患者さんの背中と車イスの背もたれの間が空きすぎて、もたれるところがなく前屈姿勢になっています。

脈診をすると、背中の流れが悪い脈をしています。
それもとても流れが悪い、、、、、、

脈診1
脈診2



この胸痛は背中の硬さから起こっているのがわかりました。

背中の緊張を緩めるツボがある足に優しい痛くない鍼をしました。
背中にも数カ所、刺さない程度の鍼をしました。

車イスをもう少し小さなタイプに変えるようにアドバイスさせて頂きました。

1週間後に患者さんに痛みをお聞きしましたが、痛みは軽減されたそうです。





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