淡路島(洲本市・南あわじ市・淡路市)の吉澤鍼灸治療院です。
息子が朝起きると首が痛い、、、と言ってきました。
首を横にすると特に痛いらしいのです。
寝違えを起こしているみたいでした。
寝違えの原因は、以下のような原因が挙げられます。
主に首や肩の筋肉、関節、神経に影響を与えることが関連しています。
目次
寝違えの原因
1. 不適切な寝姿勢
- 首や肩が不自然な位置で長時間保持されると、筋肉が過度に緊張したり、血流が悪化することで寝違えが起こりやすくなります。
- 高すぎる、または低すぎる枕も原因になります。
2. 筋肉の緊張や疲労
- 日中の姿勢不良(猫背や長時間の前かがみ姿勢)や過度な運動により、筋肉が硬直している状態で寝ると、寝違えが起こりやすくなります。
3. 急激な冷え
- 夜間に首や肩が冷えると筋肉が硬直しやすくなり、寝違えのリスクが高まります。
4. ストレスや疲労
- 精神的なストレスや身体的疲労も筋肉の緊張を引き起こし、寝違えの原因になることがあります。
5. 体の柔軟性の低下
- 運動不足や加齢により筋肉や関節の柔軟性が低下すると、ちょっとした姿勢の乱れでも寝違えが起きやすくなります。
6. 軽い炎症や怪我
- 過去の怪我や慢性的な炎症がある場合、その部位が敏感になり、寝違えが起きやすくなることがあります。
鍼灸治療では
脈診をしてから、体表観察して変動をしている経絡(けいらく)を探しました。
流れが悪い経絡は「手の少陰心経(てのしょういんしんけい)」で気の停滞を起こしています。
これが首に影響していました。
そこで左の神門(しんもん)というツボに皮膚に当てるだけの鍼をしました。
鍼は刺さなくても効かすことはできるのです。
刺さないので子供も痛がらないし怖がりません。
ただ、効かすためには確かな技術が必要です。
息子に「どうや??」と聞くと、首を横にして「さっきよりもマシ」と言います。
まだまだ気を通せるので鍼から気を流すと「治った」と言ってきました。
息子の首をさわることなく痛みはとれました。
鍼の面白いところは手の経絡を調整することで首の痛みがとれることです。
毎日鍼治療を行う中で、改めて古代の人々が経絡を見つけ出し、治療に活かしていた知恵と技術に深い敬意を抱きます。
その探求心や洞察力には感服するばかりです。
現代の私たちが学び、実践できるのも、そうした先人たちの功績があってこそだと痛感しています。