淡路島(洲本市・南あわじ市・淡路市)の吉澤鍼灸治療院です。
今回は、「打撲・足首の痛み・スポーツ障害」に対する鍼灸の効果について、自身の体験を交えてお伝えしたいと思います。
■ 突然の足首の激痛
ある日、歩いている最中に左足首に激しい痛みが走りました。
治療院の中を歩くのも辛く、左足を引きずりながらの状態。
立っているだけでも左足首に痛みが走り、日常の動作にも影響が出始めていました。
■ 応急処置と翌日の経過
その場で自分に鍼治療を施し、痛みは何とか軽減。
「ひとまずは大丈夫かな」と思っていたのですが、
翌日の午後になるとジンジンとした痛みが強まり、歩行すら困難に。
治療中も左足を引きずりながらでした。
■ 思い当たる原因は……
なぜ突然こんな痛みが出たのか、自問自答しました。
思い当たるのは、趣味の空手の練習です。
最近、サンドバッグに左足のミドルキックを重点的に打ち込んでいたのです。
おそらく、左足首の使いすぎ、あるいは見えないレベルの打撲の蓄積が原因だったのだと思います。
■ 鍼とお灸での回復
漢代(紀元前206年〜紀元220年)には、すでに体内の滞ったものを対処することで症状を和らげる治療法が存在していたとされています。
また、日本でも江戸時代には、武士や馬に関わる人々の間で、落馬による打撲や内出血に対し、皮膚を軽く刺激して血の巡りを促すような処置が行われていた記録が残っています。
こうした技法は、当時の人々の知恵として実際の治療に活かされてきました――ここでは語れない秘伝の一端です。
加えて、炎症を軽減するお灸も併用したところ、
その場でスーッと痛みが軽減し、普通に歩けるようになりました。

■ 鍼灸の力、そして先人の知恵に感謝
50歳を過ぎて、「まだまだ情けないな」と思う気持ちもありましたが、
若い頃、全日本大会での優勝を目指して空手に打ち込んでいたこともあり、
今でも趣味としてサンドバッグを蹴る時間は、自分にとってかけがえのないものだと感じます。
(関西大会や西日本大会では優勝しましたが、全日本大会では準優勝でした。)
そんな大切な時間を支えてくれるのが、鍼灸の力でした。
自分の体で実感して、改めて思いました。
鍼灸は本当にありがたい。
そして、先人たちの知恵や技術は、現代の私たちの身体にも確かに生きている。
打撲や足首の痛み、スポーツによる不調でお悩みの方へ。
鍼灸という選択肢があることを、ぜひ思い出していただけたら嬉しいです。
淡路島(洲本市・南あわじ市・淡路市)の吉澤鍼灸治療院にて、皆さまのご相談をお待ちしております。