夏ぐらいからチックの子供が2人来ていました。
2人とも声が出ています。
1人はかなり軽減してほとんど症状がなくなりました。
もう1人は声はおさまりましたが、他のところが少し残っています。
2人に共通しているのは喉が詰まるという症状です。
これは東洋医学では梅核気といって喉に異物感や締め付けられる感じがあり、ストレスがあるときに発生します。
子供ながらにストレスを感じて生きてるのだな・・・・と思いながら治療しました。
自分のことを振り返ると、学生時代(大学時代は除く)は自由を謳歌したような記憶はなかったように思います。
クラスという狭い社会の中で逃げ場がない状態。
うまくいけば順調だが、クラスで揉め事や相性が悪い子がいるとバランスが崩れます。
親の期待を裏切らないように頑張りすぎる子もいます。
子供って実は結構大変な環境にいると思います。
大人の私が学生に戻れば自由にする方法がわかるのでもっと気楽に過ごせたと思うけど、経験がない子供はまだバランスのとり方がわかりません。
このような時に頼りになるのは担任の先生や信頼できる大人です。
2人のお母さんとも、担任の先生が頼りになって助かった!と言ってました。
治療は肝虚(かんきょ)。
ストレス系は肝が絡んできますね。
初出 2016/10/16