肩こり・首筋・背中の痛み

首筋から肩甲骨、背中にかけての比較的広い範囲の痛みのことを指します。

「肩がこる」「首がこる」「背中がこる」といった症状は、首の病気に起因している場合がほとんどです。
中でも患者さんの多くがお悩み
肩がこる/痛む
首(うなじ)がこる/痛む
背中がこる/痛む
上肢が痛む/しびれる 

といった症状はまさに首から来ている症状そのものにあたります。
その他、指先がしびれるといった症状も首が起因するケースは多いものです。

頚椎症
首の骨が変形して刺激を起こします。

頚椎椎間板ヘルニア
首の椎間板が飛び出すことで症状が出ます。

 

頚肩腕症候群
普段からの姿勢の悪さ・ストレートネック・首の歪みなども含みます。

首の中には脊髄という神経があり、そこから枝分かれして首や肩や腕に分布します。それぞれが支配するエリアに症状が表れます。痛みとしびれはまさに首から由来する特徴的な症状です。

我慢できる程度の軽度のものから、夜も眠れないほどの激痛に苦しまれる方までさまざまです。

寝返りがうてない
横になれない
特定の方向に向くと痛い
一定の方向に力をかけると痛い
背中や腕に激痛が走る
手のひらを握ったり開いたりすることが難しい
字が書きにくい
手がしびれ感覚がなくなる

といった症状まで多岐に渡ります。

東洋医学的な考え方

実際の治療から説明します。
右手のしびれ、左腕の痛み、肩~後頭部の痛み
男性 60代
頸部の脊柱管が狭くなっていると診断されている。
寝ても痛くて1年ほど熟睡できていない、首がほとんど動かない、服を着るのが大変。

初診時には肝虚で治療を開始する。
曲泉、陰谷を補い、督脈の1箇所に0.01ミリほど刺入する。
3回目 痛みが10→6まで軽減。
4回目 仕事で楽に動かせる、服を着るのが楽になった。
6回目 最近寝れるとのこと、仕事の疲れはあるがしびれ、痛みはほとんど感じない。ほぼ完治状態になる。

考察
肝虚証なので気血を補い、督脈に流れを作ることで頚椎、胸椎、腰椎の背骨にある滞りを流しました。
最初から仕事が忙しくて1~2周間に1度の来院間隔なので一気に治せなかったが3回目あたりで効果を実感してもらえました。
間隔をもう少しつめてもらえたらもっと治りますが、現在は満足してもらっているぐらいに痛みしびれが軽減しています。

頚椎ヘルニア
男性 50代
首~肩~右腕に痛み、指のしびれ。
2年前に頚椎ヘルニアと診断され、薬を1年間服用するが変化なし。
夜も痛みで熟睡できない。

初診時から腎虚証だったので骨レベル(腎は骨をつかさどる)として治療を始める。
初診時に使った経穴は
太谿、太淵
頚椎にも0.09ミリぐらい刺入。
翌日から少し軽い気がした、仕事でよく使うと痛みが戻る。

5回目から「楽になってきている」とおっしゃる。
8回目から痛みは半分になった。
11回目で8割ほど軽減して残り2割ほど。
23回目で肝虚証に変わる。
これは骨レベルのヘルニア重症状態から脱したことを意味しています。

考察
11回目でかなり軽減しているが腎虚があるので油断できない状態でした。
特に仕事でよく頚と肩に負担がかかる方は要注意です。