高プロラクチン血症で生理が来ない方の治療
2019年11月12日
2020年1月30日
婦人科
婦人科
*プライバシーのために少しプロフィールを変えています。
37歳 女性 主婦
20代の頃から薬を飲まないと生理がこない。
脳の下垂体に腫瘍があると診断されています。
しばらく治療してみましょう!と提案して鍼灸治療を開始しました。
脈診、腹診、舌診などから肝虚証で治療。
脈診では特に肝、腎のところが弱い。全体には芤脈(こうみゃく)。
芤脈とは
「『浮大中空、如按葱管』
浮大にして中空、葱管を按ずるが如く。
突然の失血によって津液が損なわれると陰血が損傷して、陽気が拠り所を失い
脈外に散らばるため中空となり芤脈が診られる。」
とあり、簡単に言うと体にものすごく血が足りない状態です。
鍼灸治療で肝、腎を中心に補い、血を増やしていくことにしました。
23回治療して自然に生理がきてご本人もとても驚かれていました。